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February 22, 2007

路面電車

554streetcar
611streetcar
今回は、画像2点の豪華版で。
主役は上の方、22年シリーズの単貼カバーである。機械印消しで、一部不鮮明。ありふれた使用例にも見えるが、主役はその不鮮明な消印、そして貼ってある切手との組み合わせ。
この消印、路面電車に設置された郵便局(と言って良いのだろうか?)の消印である。機械印といっても、おそらく手動式の簡単なものであっただろう。路面電車内の郵便局は、大都市において20世紀初頭にかなりの数があったようだが、1920年代には激減して、22年シリーズが発行された頃に残っていたのは、このボルチモア市内の路面電車のみであった。結果として22年シリーズの切手を貼ったカバーは、入手の難しい対象になってしまった訳である。
このカバー、下の画像のカバー他計5通程のロットで、千円程度の落札値だっただろうか。e-Bayだが、英国での出品だったのが幸いだったのかもしれない。お目当ての1通だけでも安いと思う。
状態としてはブラック・ハーディングのほうが格段に良いのがちょっと悔しいところ。

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February 20, 2007

製造面について(3)

358cover
アメリカ切手の場合、製造面で「紙」を意識する必要のある対象は少ない。特に20世紀だけを集める場合、「透かし」の分類は必要でも、紙質の分類はまず不要だろう。(透かしですら、22年シリーズ以降は、殆ど無いし・・・。)
08年シリーズでは、例外的な存在ではあるが、いくつか特殊な「紙」がある。その中で一番ポピュラーなのが、画像で示した"Bluish Paper"である。ブルーイッシュと言っても、実物を見る限り、あまり青色は感じられない。
コレクションの中で紙質を示す場合、基本はやはり未使用だろう。この紙のように、色が違う場合などは、耳紙付で示すと説得力が増すと思う。場合によっては切手を裏返して示すことも「アリ」かもしれない。
一方で、紙質が他の要素と結びつく場合、(たとえば製造時期とか)、使用済・カバーも重要になってくる。製造面に関し、信頼できる記録が無い場合、それを補強する材料にもなる。
この切手の場合、製造された切手はワシントン(D.C.)局に送られ、販売されたが、郵政が正式な発表をしなかったことから、大部分が普通切手として使用され廃棄されてしまった。結果としてワシントン局の使用例が一般的である。姿としてはありふれた単貼カバーではあるが、それなりに「意味のある」使用例なのである。
もし、フィラテリック・カバーが残っていたとして、たとえば西海岸で使用されたカバーを(切手展において)使用例として示すことは、「知識不足」と見做される可能性もあるだろう。
製造面を示す場合、「違う」ことだけではなく、その背景や影響などにも広く目を向けるべきだと思う。そうでなければ、面白みは無いし、結局「資金力勝負」になってしまうから。

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February 18, 2007

新年

Image_069
香港では今日から正月。鳴り物の音がしたので、アパートのロビーに出てみたら、獅子舞をやっていた。曲芸のようなパフォーマンスもあり、なかなかの芸達者である。気温は20度前後で、あまり正月らしくないが。

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February 11, 2007

豚年

Pig1
Pig2
先週の日曜日に年賀切手が発行された。日本人の感覚からは「?」という感じの、あまりにもリアルな豚さんであるが・・・・。画像で照会するのは、5ドルの無目打シートと11.8ドルの連刷小型シート。11.8ドルでも、円換算で200円以下であるからお手頃。早速ヤフーオークションの商品発送に使ってみた。厚紙を当てて航空便で発送すると、大体5.3~6.6ドルなので、使い易い(ただし、封筒の大部分は占領されるが)。ご希望の方には、実逓便の作成も承ります。
因みに、金箔付の100ドルの小型シート(50ドル切手の連刷)もあるが・・・・。

<今日の香港>
出先で昼になった。ラーメン屋が入っているビルで、取り敢えず用を足してから、とトイレに入ると、Yシャツ姿のおじさんが、石鹸をつけて手を洗っていた。「きれい好きだな」と感心していると、その後で小用を足し、そのまま手を洗わずに出て行った。慌てて後をつけ、ラーメン屋の店員でないことを確認したが・・・・。

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February 05, 2007

掘り出し物?

391pair
すっかり「週イチ」ペースのブログになってしまい、反省。少し頻度を上げなくては、ということで、最近の収穫から。1908年シリーズ2セント(額面文字表示)の平面印刷コイル切手である。単線透かし・目打8.5でカタログ番号は391(スコット)。
印面が若干左に寄っているが、上下はぴったりだし、この切手としては「かなり良い」部類に入る。と言っても、状態の良さで「掘り出し物」と言うわけではない。
単純な話で、出品者がカタログ番号を間違えただけである。タイトルには#390と表示されていて、これだと1センと切手になってしまうのだが、同じ目打8..5の縦コイルでも評価は相当違う。
2セントの場合、未使用ペアでNHだと200ドルを超える評価だが、1セントの場合、その2割にも届かない。
結果として、落札価格は1セントのカタログ価の半分程度であったので・・・・。
08年シリーズのコイル切手は、ここ10年くらいだと思う(=私がまじめに集めていなかった時期)が、かなり値上がりしてしまい、これから集めるのは結構シンドイ。他の切手もこんな風に安く買えれば良いのだけれど。

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February 02, 2007

製造面について(2)

220a
希少性の低い定常変種の代表が「レリーフブレーク(Relief Break)」である。
これは転写ロール上の突起(レリーフ)が欠けるなどして、印面上の画線が消える(べた部分であれば白抜となる)ものである。
複数の実用版上に現れることも多いので、数多く見られるのが一般的である。従って、リーフ上に定常変種として示すだけでは、面白味が無い。ならばどうするか?
アプローチのひとつとして考えられるのは、「変化を追う」こと。レリーフブレークは、「ある時原因が生じて(=レリーフが欠けて)そのまま」ということもあるが、「徐々に進行していく」場合が多い。そういう「進行具合」が判る材料を並べ、出来れば実用版の判別や、大きな変化の生じたポジションまで探っていくことが出来れば、かなり「研究的」なコレクションに発展するだろう。
もうひとつのアプローチは、レリーフの変化をベースとして、印刷時期を大まかに特定し、そこに他の要素(例えばシェードなど)を絡めていくこと。アメリカの印刷局製造の切手の場合、大部分の実用版は製造から廃棄までの記録が残っており、何時から何時まで、何回印刷されたか判るようになっている。レリーフブレークから製造時期を(大まかに)確定し、シェード分類の根拠とすることも出来るかもしれない。「言うは易し、行うは難し」ではあるが。
 折角の面白い材料を、単にありふれた定常変種としてリーフに貼るだけでは、つまらないと思う。

画像は1890年シリーズの2セント切手。最後の民間印刷のシリーズである。左側の額面数字「2」の上部が歪んでいるのがお分かりだろうか。これもレリーフブレークの一種で ”Cap on left 2” と言われるもの。正常な切手に比べると、割合少ない。これが進行し、右側の2の上も歪んだ切手があり、こちらはかなり少ない。カタログ評価も10ドル以上する筈。この切手には、さらに面白い話もあるのだが、いずれまた。

<今日の香港>
実は少し前の話だが、空港で人を待っているとき、後ろのほうで急にヒキガエルが鳴いた。と思って振り向いたら、おばさんが携帯電話で話しながら、大きな「げっぷ」をしているのだった。それも立て続けに何度も。話しながらしなくても良いような気もするが。

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